江東区議会議員 中島雄太郎

江東区議会議員|中島雄太郎

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新豊洲チームラボプラネッツ前の違法露店は1軒に、区道の残り幅は0.8m ―区が議会で答弁、次は看板と証拠収集へ

この記事のポイント

  • 3月の質疑以降、区が警察に取締り強化を要請し、カラーコーンを設置。露店は4〜5件から1件程度に減り、区は「一定の効果があった」と答弁
  • 歩道4.5mのうち、露店とカラーコーンで区道に残る幅は計算上0.8m。区は「区道上を円滑に通行できる状況にない」とし、この認識を警察とも共有していると答弁
  • 警察は路上販売禁止の看板を設置する予定。設置後も営業が続けば、状況確認や証拠収集を進める方針
  • 区は「問題が解消されたとは考えていない」と答弁。最後の1軒がなくなるまで、看板設置後の記録を積み上げて警察に届けます

10月1日の令和7年度決算審査特別委員会で、新豊洲・チームラボプラネッツ前の区道で続く違法露店(無許可露店)について質疑しました。3月の予算審査特別委員会で取り上げてから半年。区の答弁で、現場の実態と、解決に向けた次の一歩がはっきりしました。

3月の質疑から半年で、露店は4〜5件から1件程度に

3月の予算審査特別委員会でこの問題を取り上げた時点で、区は当該区道で4〜5件の露店営業を確認していました。

今回の答弁によると、区は3月の答弁以降、3月下旬と4月中旬に警察と打合せを行い、改めて取締りの強化を要請しました。あわせて、区として対応可能な対策としてカラーコーンの設置を提案し、警察と協議のうえ実施しています。

その結果、露店は現在1件程度となり、区は「警察による指導や区によるカラーコーン設置などは一定の効果があった」と答弁しました。

一方で区は、「現在も無許可営業が継続していることから、問題が解消されたとは考えていない」とも答えています。1件に減ったことは確実な前進です。しかし、1件でも営業が続く限り、問題は解決していません。

「まだ人が通れる」は本当か

8月8日の午後4時頃、私は現地で露店の営業を確認し、自ら110番通報して、臨場した警察官と直接話をしました。その際、取締りが難しい理由として挙げられたのが、「まだ人が通れる幅が残っている」ということでした。そして警察官の到着後も、露店は数メートル移動しただけで営業を続けました。

では、その「通れる幅」は区道の上にあるのか。決算審査で区に確認しました。

  • 歩道の幅員:道路台帳上4.5メートル
  • カラーコーン設置後の区道部分:約2.2メートル
  • 露店の設備が占める幅:概ね1.4メートル

差し引くと、区道に残る幅は計算上0.8メートルです。区は「露店利用者の滞留もあることから、区道上を円滑に通行できる状況にはない」と答弁し、この状況は「警察との合同パトロール等においても確認しており、認識を共有している」とのことでした。

記事の最初の画像(2026年8月8日撮影)をご覧ください。現場では、区道と隣接施設の敷地との境界が、舗装の色で分かれています。露店の設備は区道側にあり、車道側にはカラーコーンが並んでいます。歩行者が実際に歩いているのは、区道ではなく隣接施設の公開空地です。区もこの状況を認識していると答弁しました。

人が通れているのは、区道ではなく民間の敷地を歩いているからです。「まだ人が通れる幅が残っている」という理由は、もはや成り立ちません。

法律上の整理

道路に露店を出すには、道路管理者である区の道路占用許可と、警察署長の道路使用許可の両方が必要です。当該露店は、そのいずれも得ていません。

とりわけ道路交通法第77条は、場所を移動しないで道路に露店を出す者に警察署長の許可を求めており、無許可であれば、その時点で違反が成立します。通行の妨げの程度は要件ではありません。車輪付きのカートであっても、毎日同じ場所で営業していれば、法の言う「場所を移動しないで」出す露店です。

警察の次の一手:看板の設置、それでも営業が続けば証拠収集へ

区の答弁によれば、警察は当該区道に路上販売を禁止する看板を設置する予定で、設置後も営業が継続された場合には、状況確認や証拠収集を進めていくとのことです。

看板の設置後も営業が続くかどうかが、次の大きな分かれ目になります。そこで私は区に対し、看板の設置時期を早急に明らかにすること、そして設置後の営業状況を記録して警察に届けることを求めました。

また、3月の委員会では、所轄の警察署がこの委員会の中継を確認していると区が答弁しています。今回の質疑の内容も、区から警察に正式に届けるよう強く要望しました。

この半年の動きと、カラーコーンの意味

この半年、チームラボはタクシー乗り場を整備し、施設内にカフェを開業しました。来場者の移動や飲食の需要を、施設の中で受け止める場が整ったことになります。需要があるなら、合法的な受け皿で応える。民間の事業者が、その形を示してくれました。

区はカラーコーンを設置し、区の担当課長は自ら現場に足を運んで状況を確認し、情報を集めてくれました。区民のために現場で動いてくださったことに、質疑の中で感謝をお伝えしました。

ただ、カラーコーンはあくまで解決に向けた過程の措置です。問題が解決しなければ、周辺の住民にも隣接施設にも、通行と景観の不便を強いただけで終わってしまいます。そうさせないためにも、区と警察が一体となって、この状況に終止符を打っていただきたいと求めました。

次のアクション

  • 看板の設置時期・場所を区に確認し、地域の皆さんにもお知らせします
  • 看板設置後の営業状況を記録し、区を通じて警察に届けます
  • 引き続き現場を確認し、状況を発信していきます

新豊洲は、国内外から多くの方が訪れる本区の顔です。その玄関口の区道を、地域の方々が誇れる、美しく歩きやすい道にしたい。最後の1軒がなくなり、カラーコーンが撤去されてきれいな区道に戻るまで、引き続き取り組みます。


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