不燃化特区の不燃領域率70%目標と助成制度について
目的
不燃化特区の不燃領域率は、令和5年度61.5%、6年度62.6%と、年1ポイント前後のペースで推移している。目標は70%で、特区制度は令和13年3月末まで、残りは約6年。目標を達成できる見通しと、工事費が高騰するなかでの助成制度のあり方を確認した。
質問
- 年1ポイント程度の上昇は、区の助成制度の効果によるものか、自然な建て替えの進行によるものか。区の認識を問う
- 工事費が高騰するなか、助成額が同じままでは実効性が薄れる。期限内に70%を達成するには、経済状況に合わせた助成額の大胆な増額が必要ではないか
答弁
特区の事業効果(安全都市づくり課長)
区全体の不燃領域率は毎年は算出していない。平成28年度から令和3年度の5年間で、区全域の1.4%に対し、特区では4.7%程度向上しており、取組の成果は十分出ていると答弁した。
助成額の引上げ(安全都市づくり課長)
費用面のほかにも、高齢化による意欲の低下、権利関係の複雑さ、合意形成の難しさなどの課題があるとした。助成額の引上げは一定程度効果があるとしつつ、財政負担を伴うため、時期とタイミングは市場動向などを踏まえて慎重に検討するとの答弁にとどまった。
結果
区は特区の取組の効果を認め、助成額の引上げにも一定程度の効果があるとの認識を示した。一方、増額の時期は慎重に検討するとの答弁にとどまった。
私からは、区民の生命と財産に直結する事業であるとして、令和13年の期限までに70%を達成する前提で取り組むよう要望した。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
279:
◯中島雄太郎委員 不燃化、不燃領域率、6年度62.6%ということで、これ70%が目標なわけですよね。この不燃化特区の制度が現状令和13年3月末までということで、現時点から数えると、あと6年ぐらいしかないと私は認識しているんですけども、6年のうちにこれを70%に持っていけるかどうかというところが肝だと思っております。
それで、この資料13にあるとおり、5年度が61.5%、6年度、1年間たって62.6%ということで1.1ポイント上がっている。過去の推移を見ると、大体1年間で1ポイント上がるか上がらないか、こういったところで推移していると思います。
そこで、まず、区の認識を伺いたいんですけども、この建て替えにしろ、除却にしろ、相当何百万円というお金がかかる中で、もちろん区は助成はしているんですけれども、なかなか、やっぱり当然お金がないとできないことであることは間違いないわけです。
そこで、毎年1ポイントぐらい上がっているというこの数字について、それは区の取組、助成制度が果たしている役割というのは大きいと認識しているのか、それとも、基本的には自然に建て替えのタイミングが来て建て替えが進行しているから、それが大体1年で1ポイントぐらいになっているんだろうという認識なのか、まず、そこをお聞かせください。
280:
◯安全都市づくり課長 特区の事業効果というところかと思いますが、区全体は毎年不燃領域率というのは出ていないので、直近では、区全体では令和3年度になりまして、平成28年度から令和3年で見ますと、区全域ではその5年間で1.4%、特区においては4.7%程度向上しているので、取組の成果は十分出ていると認識しております。
281:
◯中島雄太郎委員 なるほど、取組の成果が出ているということは、要は区の助成金額によってこのポイントを伸ばすことが可能であるという認識だと、区は、そういうふうに受け止めました。
そう考えると、昨今のインフレ、物価高騰、建築資材高騰、人手不足等々で工事費というものが物すごい勢いで高騰していることは、本区も入札不調等々で拝見しまして、皆さん重々承知していることかと思います。
と考えると、インフレの中では、助成金額が同じであれば、実効性というものは薄れるわけですから、やはり令和13年度までという期限が決まっている中で、この特区の領域率を70%に持っていくためには、やはりこの昨今の経済状況に合わせた大胆な補助金の増額というものが目標達成には必要なのではないかと考えるんですけれども、区の見解を伺います。
282:
◯安全都市づくり課長 70%目標達成のためにもっと物騰等に連動させるべきだという御意見でしたが、費用面というところもありますが、そのほかに、高齢化による意欲の低下ですとか、権利関係の複雑さ、合意形成の難しさ、様々課題はございます。
それで、助成額引上げというのも一定程度効果があるというふうに考えますが、一方で財政負担も伴うため、その時期とタイミングについては市場動向等を踏まえて慎重に検討する必要があると考えております。
283:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。
財政負担はもちろんそうなんですけれども、これ、非常に区民の命と、生命と財産に直結する事業ですので、令和13年という、お尻といいますか、決まっている中では、絶対にそこまでに70%を達成するんだということで取り組んでいただきたいと思います。
以上です。