私は区民の皆さまの生活に直結する課題を最優先に取り上げ江東区議会での質問・提案に取り組んでいます。
防災(インフラ含む)、子育て、交通・地域経済といった分野で、日々の暮らしを支える政策の推進に全力で取り組んでいます。
以下に、私が重点的に取り組んでいる政策をご紹介します。
防災の取り組み
江東区の安全・安心のため、私は防災政策を最重要課題と位置づけ、特に「マンション防災の推進」と「拠点避難所の生活環境向上とTKB整備の推進」に力を入れています。
マンション防災の推進
江東区では、災害発生時、多くのマンション住民が拠点避難所に避難するのではなく、原則として自宅(マンション内)で避難生活を送る「在宅避難」を基本としています。
そのため、マンションに住む区民一人ひとりの備蓄や、マンション単位での防災訓練・情報共有といった「自助・共助」の取り組みが極めて重要です。
この在宅避難を支えるため、江東区は、災害時に一定期間、建物内で安全に避難生活を送れる体制が整ったマンションを「東京とどまるマンション」として認定する制度を設け、マンション防災の柱と位置づけています。
「とどまるマンション」は、備蓄倉庫の設置や共用部分の耐震性確保、停電・断水対策などを備えた、災害に強いマンションのモデルとなる存在です。
私はこの「東京とどまるマンション」制度の普及・啓発にも力を入れ、マンション単位での防災力向上を推進しています。
大規模災害から区民の命と暮らしを守るため、マンションにおける日頃からの備えと連携の重要性を、引き続き訴えてまいります。
拠点避難所の生活環境向上とTKB整備の推進
災害発生時、在宅避難が基本となるマンション住人以外が避難生活を送ることになる拠点避難所は、単なる「避難の場」ではなく、心身の健康と生命を守るための重要な生活基盤です。
避難生活が長期化する中で、プライバシーの欠如、衛生環境の悪化、睡眠不足などにより、災害関連死が発生するリスクが高まることが指摘されています。
実際、2016年の熊本地震では、避難所の環境整備の不備が一因となり、災害関連死が多数発生したとの調査報告もあり、避難所の生活環境改善の必要性が強く認識されました。
このような背景から、内閣府が定める「防災基本計画」においても、避難所機能の充実、特にトイレ(T)、キッチン(K)、ベッド(B)の整備、すなわち「TKB」の確保が重要施策として位置づけられています。
また、東京都も「避難所機能強化ガイドライン」などを通じて、TKBの充実を明確な目標とし、区市町村と連携して取り組みを進めています。
私はこうした国・東京都の方針を踏まえ、江東区においても拠点避難所のTKB機能を着実に整備し、誰もが安心して避難生活を送れる環境を実現すべく、力を入れて取り組んでいます。
いざという時に生命と健康を守る避難所づくり。それこそが、災害に強いまちの基礎になると確信しています。
インフラの安全点検と道路陥没防止対策の強化
道路や下水道といったインフラの老朽化は、道路陥没など重大な事故のリスクを高めます。
私は、区内のインフラに対する定期的な点検体制を強化するとともに、早期の補修・更新を進めることで、事故を未然に防ぐ取り組みを推進しています。
インフラの安全性を高めることは、防災対策の一環であり、区民の皆さまの命と生活を守る基礎だと考えています。
誰もが暮らしやすいまちへ
区立公園の維持管理と活用の推進
区立公園は、子どもから高齢者まで幅広い世代にとって、身近に自然と触れ合い、健康づくりや地域交流を育む大切な場所です。
私は、区民の日常生活の質を高めるため、公園の定期的な維持管理、美化活動、バリアフリー化や多様な利用者への配慮を推進し、誰もが快適に過ごせる公園づくりに取り組んでいます。
子育て支援の取り組み
放課後児童支援員の充実
これまで子育て支援といえば、主に保育所の整備や待機児童対策が中心課題とされてきました。しかし近年では、共働き世帯の増加や子どもたちの放課後の居場所確保の重要性が高まり、学童保育の充実が子育て支援の新たな柱となりつつあります。
特に、放課後の時間を安全・安心に、そして充実したものにするためには、放課後児童支援員の配置や質の向上が不可欠です。
私は、放課後児童支援員の人数の確保、待遇改善、研修の充実を通じて、学童保育の質の向上に力を注いでいます。
子どもたちが安心して放課後を過ごし、保護者が安心して働き続けられる環境を整えることは、これからの江東区にとって欠かせない課題だと考えています。
交通・地域経済活性化の取り組み
深川シャトルなど南北交通手段の充実
江東区内の主要観光地や拠点を結ぶ「深川シャトル」「城東シャトル」などの急行バス路線は、区民の移動利便性向上とともに、観光客誘致や地域経済の活性化に大きく寄与しています。
こうした南北交通の強化は、湾岸エリアと深川・城東エリアを結び、区内全体の回遊性を高めるとともに、商業や観光の振興にもつながっています。
自動運転技術の社会実装に向けた区内での実証実験の推進
東京都と連携し、江東区の広い道路や再開発地域などを活用して、自動運転バスやタクシーの実証フィールドとして先行的に取り組みます。移動困難者や交通空白地の課題解決、そして持続可能な地域交通のモデル構築を目指します。
今後も、区民の皆さまの声を大切にし、防災・子育て・交通・経済の各分野で、現場の課題解決と地域の未来を見据えた政策を実行してまいります。