2025年11月16日




ドローンとスターリンクを実証 江東区総合防災訓練で見えた通信の課題と可能性
今年の江東区総合防災訓練では、区が現在1機のみ保有している防災用ドローンを、初めて実際に飛行させる形での活用訓練が行われました。操縦を担当したのは、正式な免許を持つ区職員です。
災害時には、地上の通信や道路が使えなくなる可能性があります。そうした状況下でも、上空から被害状況を把握できるドローンは極めて有効です。現場の状況確認、被害の全体像把握、初動対応の判断材料として、今後ますます重要な役割を担うことになります。
あわせて、訓練ではKDDIの災害用スターリンクにも自分のスマートフォンを接続し、通信速度の測定を行いました。
多数同時接続や動画中継には限界がある一方で、本部と現場の連絡、写真送付、SNSでの情報発信といった最低限の緊急通信には十分な性能であることを確認できました。
災害対応では、「これ一つで万全」という通信手段は存在しません。
だからこそ、ドローン、衛星通信、地上回線など、複数の通信・情報収集手段を重ねて備えることが、防災力の底上げにつながります。
今回の訓練は、江東区の防災体制を次の段階へ進めるために、何ができていて、何がまだ足りないのかを可視化する重要な機会だったと感じています。
空からの情報収集と、非常時の通信確保をどう強化していくのか──今後も継続的に取り組んでいくべき大きな課題です。




投稿者:江東区議会議員 中島雄太郎