江東区議会議員 中島雄太郎

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子育て 予算審査特別委員会 2025年9月24日

とうきょうすくわくプログラム拡大——先行3園の成果と12施設への支援体制を問う

📋 この質問のポイント

目的

令和7年度補正予算(第2号)に計上された、とうきょうすくわくプログラムの認可外保育施設への対象拡大について、先行実施3園の成果を検証し、拡大の妥当性と実施体制を確認する。

質問

  1. 先行実施している区内3園(塩崎保育園・亀戸第二保育園・まんとみ幼稚園)におけるプログラムの具体的内容と、こどもたちに見られた効果
  2. 予算計上した12施設に対する実施意向・課題の調査の有無

答弁

先行3園の内容と効果(こども未来部長)

塩崎保育園は「色」をテーマに絵の具や光を通す素材を使った探索活動を実施し、色への興味の深まりや、自分の気持ちを色で表現するこどもの姿が見られた。亀戸第二保育園は「公園」をテーマに屋上園庭での土や自然素材を使った遊びを行い、自然への探究心の高まりにつながった。まんとみ幼稚園は食材のコンニャクを素材とした表現遊びを実施。総じてこどもたちの探究心・感性・表現力の向上につながり、保育士にとっても一人一人のこどもの見えなかった面が見えるなど、保育全体の深まりが生まれたと評価した。

対象12施設への調査(こども未来部長)

年度途中からのスタートのため、対象園への意向調査は実施していない。昨年度、私立保育園を対象とした本事業で対象園の3割が参加した実績を踏まえ、認可外の対象園の3割にあたる12施設を補助対象として計上した。既に認可外保育施設へ概要の情報提供を行っており、問合せも多数受けている。補正予算成立後は、これまでのノウハウを対象園に提供し、スムーズなスタートにつなげるとした。

結果

先行3園における具体的な実施内容と効果を答弁で確認した。一方、補正対象12施設への意向調査は未実施であることも確認された。施設・保育士の実施負担の大きさを踏まえ、予算執行に向けた行政によるフォローを要望した(要望のため答弁なし)。

📄 議事録全文を読む

※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。

令和7年予算審査特別委員会 本文 : 2025-09-24
—————————————————————-
66:
◯中島雄太郎委員  令和7年度江東区一般会計補正予算(第2号)につきまして、会派を代表して総括質疑を行います。
 本補正予算案には区民生活に直結する重要な事業が盛り込まれております。我々の会派としましては、これらの貴重な税金が真に区民生活の向上につながり、効果的に活用されることを確認する観点から、以下、具体的な事業について質問いたします。
 まず初めに、子育て支援に関する2事業について伺います。
 1つは、とうきょうすくわくプログラムの認可外保育施設への支援です。令和6年度には既に区内の実践協力園として、塩崎保育園、亀戸第二保育園、まんとみ幼稚園の3園でこのプログラムが実施されています。今回の対象拡大の是非を判断する上で、これらの先行事例の評価が不可欠であります。
 そこで伺います。既存の3園におけるプログラムの具体的な内容と、それによってこどもたちにどのようなプラスの効果、例えば探究心や自己肯定感の向上などが見られたのか。その成果を具体的にお示しください。
 また、あわせて、このプログラムの実施はかなり施設の負担も大きいと推察されますが、予算を計上した12施設に対して、実施の意向や課題に関する調査は行っているのでしょうか、伺います。

67:
◯こども未来部長  それでは、まずプログラムの内容と効果でございますけれども、まず、塩崎保育園につきましては、今回テーマを色というふうに設定いたしました。カラーですね。例えば、絵の具とかクレヨンとか、あるいは光を通す素材といったものを使って色の混ざり具合を実感したりとか、あるいは光の透け方を探るという、そういう遊びを通した探索活動というのを行ってございます。
 その効果なんですけれども、例えば、こどもたち一人一人の色というものに対する非常に興味が深まったりとか、あるいは、こどもによっては自分の気持ちというのをなかなか言葉で適切に表現するのが難しいお子さんもいるんですけれども、例えば、中には今の気持ちを具体的な色で表す、今の気持ちはこういう色とか、そういうお子さんがいたというふうに聞いてございます。このように、例えばこどもたちの感性であったりとか、あるいは表現力の向上というものが一定程度見られたというふうに評価しています。
 また、亀戸第二保育園は公園というテーマを設定しました。亀戸第二保育園は園庭が地上になくて屋上に園庭があるんですけれども、そのため屋上に土とか砂を入れてそれを実際に触ってみる。そういう遊びをしたりとか、あるいは木の実とか落ち葉を使って遊びをするということを行いました。それによって自然との関わりを深めるような、そういう活動を行ったんですが、その結果、実際に外に遊びに行ったとき、公園に行ったときに、これまで以上に自然の探究心というか、そういったようなものが上がったというふうに伺っております。このように遊び全般についての広がりが出てきたということが見てとれます。
 最後、まんとみ幼稚園なんですが、まんとみ幼稚園は食材のコンニャク、これを素材として使いまして、例えば、こどもたちが実際にコンニャクを自分たちでいろいろと加工したりとか、コンニャクのぷるぷるした感じというのを実際に体を使って、自分の体の動きを使ってみんなで表現してみようとか、そういう遊びを行いました。それによって、五感全てを使って素材の感触を味わったりとか、あるいはその動きを自分の動きとして表現したりとか、そういった活動をしたことによって、こどもたち一人一人の多様な動きであったりとか、あるいは感性とか表現力の向上といったものにつながっております。総じて言いますと、こどもたち一人一人の探究心とか感性の向上といったものにつながっていますし、あるいは保育士にしてみますと、一人一人のこどもの今まで見えなかったものが見えてくるとか、そういったことで保育全体の深まりにもつながっているというふうに総括してございます。
 また、今回の補正対象の施設に対する意向の調査でございますけれども、今回、年度途中からのスタートということで、特に対象園に対する意向調査というのは実施してございません。ただ、昨年度、私立の保育園に対して行ったこの事業で対象園の3割が参加をしたという実績がございますので、その実績を踏まえて今回、全体の対象園の3割である12施設を補助対象という形で計上いたしました。
 既に認可外の保育施設に対しましては、すくわくプログラムに対しての概要の情報提供を行ってございますし、あるいは問合せも多数いただいておりまして、適宜それに対してお答えをしているということでございます。今後、補正予算成立後には、これまでのノウハウについて、今回の対象園については適宜、情報提供いたしまして、スムーズなスタートにつなげていきたいと、このように思っております。
 以上でございます。

68:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。色、公園、コンニャクですか。大変興味深いプログラムが行われているということで感心いたしました。と同時に、なかなか施設の実施負担、保育士の負担というのも大きいのかなというふうに感じましたので、ただし有効なプログラムですから、ぜひ予算執行できるようにプログラムを実施予定の施設に対して行政のほうからうまく実施できるようなフォローというものをお願いしたいというふうに思います。

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