有機食材は本当に優れているのか──区は「給食に使う優位性は考えていない」と答弁
目的
保育園や小中学校への有機食材導入を求める声が一定ある中、他区で義務教育での有機食材導入が発表され大きなニュースとなった。有機食材が通常の食材より優れているというイメージが先行しているが、区が科学的根拠に基づいてどう認識しているかを確認する。
質問
- 有機食材は通常の食材よりも本当に優れているのか。供給や価格の課題が解決されれば全面的に導入すべきという考えか、区の認識を問う。
- 多角的に分析した結果として、有機食材に積極的に導入すべき優位性は認められるのか。
答弁
有機食材の有効性について(保育政策課長)
区としては有機か否かを問わず、保育園には安全・安心な食材を納入し園児に提供している。一部報道で品川区の導入の話があるが、有機食材が健康に良いというエビデンスは明らかになっていないのが実情。東京都はエコ農作物として化学肥料を使わない環境面の視点で言及しているが、区としては現状、有機食材を給食に使うことの優位性は考えていないと答弁した。
結果
有機食材の健康上の優位性についてエビデンスは明らかになっていないとの区の認識を確認した。私からは、導入を検討する際には世間のイメージに流されるのではなく、こどもたちの健やかな成長のために科学的な分析を行い、優位性が認められる場合に区民へ説明した上で進めるべきと要望した(要望に対する答弁はない)。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
令和7年厚生委員会 本文 : 2025-03-10
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67:
◯中島雄太郎委員 保育園に限らず小中学校でも有機食材を導入してほしいという声が一定ありまして、ほかの区で義務教育で有機食材を導入するという発表がありまして、かなり大きなニュースになりましたけども、ちょっと伺いたいんですけれども、この有機食材というのが一般的には普通の食材、要するに、普通に農薬を使って育てた食材よりもいわゆる優れているというようなイメージで語られていますけれども、本区としてはそこについてはどう認識しているんですかね。有機食材というのは普通の食材よりも本当に優れていて、要するに、今おっしゃった、供給が少ないだとか不安定だとか価格が高いという課題が解決されれば、これは普通の食材よりも有機食材を全面的に入れるべきだというような考えなのか。特に、多角的に分析した結果として、有機食材と今広範に使用されている普通の食材、そこについて明確な、そこまでの差異というか、積極的に有機食材を全面的にやるべき優位性みたいなものというのは認められるのか認められていないのか、その辺の考え方というのをちょっと教えてほしいというふうに思います。
68:
◯保育政策課長 有機食材の有効性についての御質問かと思いますけれども、区といたしましては、有機に問わず、保育園では安全・安心な食材を納入していただいていまして、それを保育園の園児たちに提供しているところでございます。
一部報道で品川区のほうで導入をするという話もありますけれども、例えば、その有機食材が健康にいいのかというエビデンスがあるわけでもございませんし、そういったものはまだ明らかになっていないというのが実情でございます。
一方で、東京都は、エコ農作物ということで、要は化学肥料を使わないことで、環境問題、環境に優しいという視点で都知事が答弁している部分もありますけれども、区といたしましては、現状、有機食材を給食に使うことの優位性というのは考えていないというところでございます。
以上でございます。
69:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。
決して私は有機食材を否定する立場の者ではないんですけれども、世間のトレンドとして何か有機食材のほうが明らかにいいみたいな流れがありますけれども、本区で有機食材を導入するか導入しないかみたいなことを検討する際には、きちんと科学的な分析をして、本当にそれが、こどもたちの健やかな成長のために有機食材を選択することがいいのかどうか、そういうことをきちっと分析した上で本当に優位性が認められるということがあれば、それは区民に説明した上で進めればいいと思いますけれども、そんなことはないでしょうけれども、有機食材のほうが一般的にいいというイメージがあるので、イメージに流されて導入する、進めるみたいなことはやめてほしいというふうに私としては思います。
以上です。
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