児童館の中高生支援「ティーンズベース」について
目的
児童館の利用は乳幼児親子・小学生が9割超を占め、中高生の居場所機能は限定的だった。令和7年度に打ち出された中高生支援強化「ティーンズベース」について、事業化の経緯・目的、環境整備の選定根拠、事業評価の指標を確認し、実効性のある展開につなげる。
質問
- 「ティーンズベース」の名称と、同名の若者支援団体との関係
- 児童館で中高生支援の強化を打ち出すに至った経緯と目的、本区で行う必要性
- 豊洲・南砂でeスポーツ・ダンス・音楽の環境を整備する方針の選定理由と、期待する効果
- eスポーツとして導入するハードとソフトの具体的内容
- 事業評価の指標。現状の中高生利用者数と、目標とする水準
答弁
名称と事業化の経緯(こども家庭支援課長)
ティーンズベースは児童館の中高生支援の愛称で、児童館利用者への公募で決定したもの。同名の団体とは無関係。国のこどもの居場所づくりに関する指針(令和5年12月)で学校・家庭以外の居場所づくりが行政に求められており、区内では中高生の居場所が少ないことから、全中高生を対象に児童館で居場所を確保していくとした。
環境整備の選定根拠と効果(こども家庭支援課長)
児童館職員の中高生PTで検討し、教育委員会の中学生アンケートで「学校にない部活動でやってみたい活動」の文系1位が軽音楽、スポーツ1位がダンス、児童館に関するアンケートの1位が電子ゲームだったことを根拠に選定。ニーズに合った環境整備で中高生が集まることで活動機会や人との触れ合いが増え、将来的にはこどもまつりや中高生フェスの企画運営を中高生が担うことも視野に、健全育成の効果を期待するとした。
導入するハード・ソフト(こども家庭支援課長)
豊洲児童館はゲーミングPC、南砂児童館はプレイステーション5を導入予定。その他11児童館は既にSwitchを導入済みで、館同士のオンライン対戦も想定。ソフトはチームプレー・協力型を軸に、中高生の意見を聞きながら各館で検討するとした。
事業評価の指標(こども家庭支援課長)
児童館利用の9割超は乳幼児親子と小学生で、中高生は1割弱。昨年度は中学生5.6%・高校生1.0%だったが、令和6年度の試行実施では12月までで8.2%と約3ポイント増加。目標値は定めていないが、1割以上を目指したい考えを示した。
結果
中高生のニーズ調査(アンケート)に基づく環境整備の選定過程と、試行実施段階で中高生利用率が約3ポイント増加している状況を確認した。事業評価について明確な目標値は設定されていないものの、利用率1割以上を目指す水準感を確認した。地域でのeスポーツ大会開催など、整備した環境の積極的な活用を提案した。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
次に移ります。児童館管理運営事業、その中でティーンズベースと銘打たれている中高生支援の強化について伺います。
まず最初に、ティーンズベースで検索すると、若者支援の団体が引っかかるんですけれども、これは何か関係があるんでしょうか。
134:
◯こども家庭支援課長 ティーンズベースというのは、実はこれ、児童館の中高生支援のための愛称ということで、職員のほうが児童館の利用者に公募をした上で決定したというものでございまして、今ホームページ等で出ているティーンズベースというのと団体さんとは全く異なるものでございます。
以上です。
135:
◯中島雄太郎委員 児童館において、本区が中高生支援の強化を打ち出すに至った経緯とその目的を教えてください。本区でこの事業を行う必要性はどういったところにあるんでしょうか。
136:
◯こども家庭支援課長 国におきまして、令和5年度、こども家庭庁ができましてから、こどもの居場所、こどもを真ん中で育てていこうという動きが続いてございます。その中で、国においてこどもの居場所づくりに関する指針というのが令和5年12月に出ているんですけれども、その中でも学校や家庭以外で居場所となるような環境づくり、これを行うことが行政のほうに求められているというところでございます。
その例として児童館も例示されてございます。現在、区内の公共施設では、乳幼児や小学生の居場所というのはある程度確保されてきているところなんですけれども、小学生もあるんですが、中高生がなかなかそういったところが少ないというような状況がございますので、現在こちら、区内の中高生、家庭や学校に居場所を見つけることが難しいこども以外も含めて、全中高生に対して児童館で居場所を確保していくということが必要と考えてこの事業を進めてまいります。
以上です。
137:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。豊洲と南砂においては、eスポーツ、ダンス、音楽ができる環境を整備するという方針が示されていますけれども、これらの活動が中高生にどのような効果をもたらしていると考えているのか。また、なぜこれらが選定されたのか説明してください。
138:
◯こども家庭支援課長 中高生支援に当たりましては、児童館職員で中高生のPTというのを立ち上げまして検討を進めてきたところなんですけれども、その中で、令和6年度に教育委員会のほうで中学生を対象に行ったアンケート調査の結果を見たところ、学校にはない部活動でやってみたい活動の文系部門第1位が軽音楽。スポーツ部門の第1位がダンスといったところがございました。また、中学校に協力いただいて児童館に関するアンケートも行ったんですけれども、1位が電子ゲームといったようなところでございます。ですので、こういった中高生のニーズに合った環境整備を行うことで、児童館に中高生も来ていいんだと認識していただいて、中高生が集まってくると。集まってくることによって、活動の機会や人との触れ合いが増える。小学生ですとか、他校の生徒との触れ合いも増えてくる。さらに、児童館の職員もいますので、大人との触れ合いも増える中でイベント、例えば児童館のこどもまつりとか中高生フェスをやっていこうと思いますので、そういったところの企画運営などもいずれは中高生に担っていただきたい。そういうことを考えていますので、そういった意味で健全育成につながるといった効果、こういったものを期待しているところでございます。
以上です。
139:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。eスポーツとは具体的に何なんでしょうか。どんなハードとソフトを導入するのか教えてください。
140:
◯こども家庭支援課長 eスポーツ、エレクトロニックスポーツですか、電子を使った娯楽ゲームというところでございますけれども、豊洲児童館ではゲーミングPC、ゲーミングパソコンの導入。また、南砂児童館ではプレイステーション5を購入予定というところでございます。豊洲や南砂児童館でオンラインで対戦等、つながりをしたいと。それ以外にソフトですけれども、こどもの意見を聞きながら各館で検討していくというところでございますので、チームでプレーするもの、ある程度プレーヤーが協力してできるもの、こういったものを検討してまいります。
その他11の児童館では、既にSwitchを導入しているところでございまして、そのSwitchも、南砂児童館等とつないでやっていこうと思うんですが、今、マリオカートがかなり人気となってございます。それも含めてどんなゲームがいいか、ソフトがいいかというのは、中高生の意見を聞きながら各館で考えていきたいと思ってございます。
以上でございます。
141:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。PS5を使ってオンライン対戦するということで、大会等を開いたら面白いんじゃないかなと思います。昔、我々がこどもの頃、中高生の頃はミニ四駆が大変はやっていて、高橋商店街でミニ四駆の大会等をおもちゃ屋が開催して非常に盛り上がっていたんですね、地域が。今はそういうのがeスポーツなのかもしれませんので、ぜひ、せっかく買ったからにはうまく活用して、中高生にうまく遊んでいただきたいというふうに思います。
このティーンズベースなんですけれども、事業評価の指標を教えていただきたいんです。現状でも児童館を中高生は利用しているかと思うんですけれども、現状の中高生の利用者が何名ぐらいで、これによって何人ぐらいを目標として、ティーンズベースで何人ぐらいの中高生に来てもらったら一応成功だねという、そういう認識なんでしょうか。
142:
◯こども家庭支援課長 利用者数というところでございます。利用者数、人数を出しているところでございますけれども、各館数変わっていますので、パーセンテージで大体申し上げますと、大体、小学生や乳幼児の親子で9割を超える利用という形になります。これは例年ずっとそうなっています。中高生自体で1割弱というところなんですけれども、例えば、中学生の利用が昨年度で5.6%、高校生1.0%だったんですけれども、現在、令和6年度で今も試行実施で中高生支援をやっているんですが、まだ1月、12月ですかね、までで8.2%ということで、3ポイント増加しています。こういった形で、やはりある程度増やしていきたい。目標値って決めているわけではないんですけれども、1割以上は行きたいなというところの考えはございます。こちら、そういった目標値で高めているというわけではないんですが、少しでも多く来ていただきたいと考えているところでございます。
以上です。
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