江東区議会議員 中島雄太郎

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データセンター 建設委員会 2025年10月8日

千石データセンターと住民対話・まちづくり提案書との整合性

📋 この質問のポイント

目的

千石3丁目のデータセンター計画について、住民と事業者の対話が実際に機能しているかを確認するとともに、2025年6月に地域の協議会から区長に提出された(仮称)千石駅周辺地区まちづくり提案書と計画との整合性について区の見解を質す。

質問

  1. 住民と事業者の対話はうまくいっていると区は考えているか。事業者は具体的にどのような説明の努力をしていると把握しているか。
  2. 区と事業者のやり取りの内容を、区は住民にフィードバックしているか。不安を抱えているのは住民であり、その解消につながらなければ意味がないのではないか。
  3. まちづくり提案書では計画地を含む「駅近傍ゾーン」の個別目標を「生活利便施設の誘致や駅前機能の整備などによって交通、交流、生活におけるまちの顔となる空間を形成する」としており、データセンターとは整合しないと考えるが、区の見解は。

答弁

住民と事業者の対話(建築調整課長)

任意の説明会の後に事業者から説明がなく不安だという住民の声を受け、区は事業者に対し、住民が不安に感じている排熱・音・電磁波などの内容を伝え、どう説明すれば分かりやすく伝わるかを含めて対話を重ねながら事業者に接触していると答弁。住民が区に来訪した際には、事業者とのやり取りの内容を返すなど双方向のやり取りを行っているとした。

まちづくり提案書との整合性(地下鉄8号線沿線まちづくり担当課長)

データセンターの建設予定地は、提案書の「駅近傍ゾーン」「複合市街地ゾーン」「みどり憩いゾーン」の3つのゾーンにまたがっている。区は提案書の個別目標や取組のアイデアの例を事業者に示し、事業者でやれるところを引き出すべくヒアリングを行っていると答弁した。

結果

区が住民の不安の内容を事業者に伝え、住民へのフィードバックも行っていることを確認した。一方、まちづくり提案書との整合性については、区は事業者へのヒアリング中との答弁にとどまった。私からは、地下鉄8号線延伸に伴う千石駅周辺のまちづくりは何十年に一度の機会であり、今年度着工・約2年後完成とされるデータセンター計画が先行する現状を踏まえ、提案書の内容と建築計画をどう調和・整合させるかを区が主体的に考え、調整するよう求めた。

📄 議事録全文を読む

※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。

◯中島雄太郎委員  今、住民と事業者の対話がうまくいくよう働きかけを行っているといったような話がありましたけれども、現状、住民の方々と事業者の方々の対話はうまくいっているとお考えなのでしょうか。

148:
◯建築調整課長  すみません、何をもってうまくいっているかどうかというのは議論のあるところですけれども、現状としては、任意の説明会を行っていて、住民の方が排熱だとか、その任意の説明会後、データセンター事業者から何も説明がなかったので非常に不安だという声を私が聞きまして、それをデータセンター事業者にも、こういうことで不安に思っていて、その後、何の説明もないのだけれども、しっかり住民に、どういった計画で説明をしていくのかとか説明してくださいということは伝えていまして、それを踏まえて、データセンター事業者も住民の不安解消に向けて努力していると聞いております。
 以上です。

149:
◯中島雄太郎委員  事業者が住民への説明の努力をしているということですけれども、具体的にどんな努力をしていると区としては把握しているんですか。

150:
◯建築調整課長  住民の方が、例えば排熱とかを不安に思っているということで、データセンター事業者自体も、こういう経験があまりないということなので、具体的に住民がどんなことに不安を持っているか逆に知りたがっています。ですから、具体的に、例えば排熱がどんな影響があるのかとか、あと、例えば熱だけではなくて音もありますし、例えば電磁波だとか、まさに住民の方から不安に聞いた話をしっかり伝えて、それをどんなふうに説明するのか、どんなふうに説明したら分かりやすく伝わるのかということを区としてもしっかり対話を重ねながら、今、事業者にも接触しているところでございます。
 以上です。

151:
◯中島雄太郎委員  私は以前の委員会でも申し上げましたけれども、区が事業者といろいろやり取りをして住民に説明をお願いしますという働きかけを行っているということは分かりました。問題なのは、そのことを区が住民にフィードバックしているかどうか。つまり、不満に思っているのは区民、住民なわけであって、事業者と区が幾ら対話しても、その内容が住民、区民に対しての不安解消につながるものでなければ意味がないわけです。そこのところの区と住民の対話、コミュニケーションは取れているのか、伺います。

152:
◯建築調整課長  住民の方も何回か来られまして、そういうことを事業者に伝えてもらいましたかというお尋ねもありましたので、あなたが不安に思われたことを事業者にしっかり伝えて、事業者もそれに向けて分かりやすい説明を心がけると言ってくれていますというようなことをまた返したりとか、そういった双方のやり取りは、当然のことながら行っております。
 以上です。

153:
◯中島雄太郎委員  分かりました。ありがとうございます。そこについては、引き続き、そういった取組をお願いいたします。
 6月に、千石に関しては、(仮称)千石駅周辺地区まちづくり提案書が地域の方から区長に提出されておりまして、その内容を拝見すると、千石3丁目というのはデータセンター計画地なんですけれども、駅近傍ゾーンと定義されておりまして、読み上げますけれども、「この千石3丁目駅近傍ゾーンのまちづくりの個別目標は、生活利便施設の誘致や駅前機能の整備などによって交通、交流、生活におけるまちの顔となる空間を形成する」と書かれているんです。このまちづくりの提案書の内容とデータセンターというものは全く整合しないと思うんですけれども、それについて区はどのように考えているのか、伺います。

154:
◯地下鉄8号線沿線まちづくり担当課長  今回、データセンターの建設が予定されている場所につきまして、協議会から提出されたまちづくり提案書では、3つのゾーンが範囲として含まれておりまして、今、中島委員がおっしゃっておりました「駅近傍ゾーン」、また、「複合市街地ゾーン」、あともう一つ、「みどり憩いゾーン」の3つのゾーンにまたがっているところになります。
 「駅近傍ゾーン」では、それぞれ個別目標だとか取組のアイデアの例というものが提案書にも記載されておりまして、我々のほうでも、事業者に対しまして、提案書が提出されたというところで、その個別の目標だとか取組のアイデアの例というのをお示ししているところだと。それに基づいて、事業者でやれるところを引き出すべく、事業者と今、ヒアリングをしているところでございます。
 以上です。

155:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。言うまでもなく、地下鉄8号線延伸に伴う千石駅周辺のまちづくりというものは、何十年に一度といいますか、そういったものなので、地域の方から提出された提案書の内容というのは、当然重く受け止めるべきであると考えます。
 今回のこのデータセンターが現状、この提案書の内容とは相反している、整合していないということは極めて重い課題だと私は認識しております。ですから、区も、提案書が提出されたけれども、データセンターが計画どおりできましたというのでは、では、何のための提案書なのだということになりますので、千石のデータセンターに関しては、今年度着工して2年後ぐらいにはできるという話ですから、千石駅周辺のまちづくりと並走している状態で、かつ、データセンター計画が現状独走しているような状況にありますから、まちづくり提案書の内容とデータセンター建築計画の内容をどう調和させるか、整合させるかはきちんと考えて、どういうアクションを取って着地させるのかということを区が主体的に行わないといけないことだと思います。現状、まちづくり提案書とデータセンター計画の整合性が取れていないことについては、整合性がきちんと取れるように区として調整をしていただきたいと思います。
 以上です。

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