江東区議会議員 中島雄太郎

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福祉医療 決算審査特別委員会 2024年10月1日

23区唯一の中国残留邦人地域交流センター——利用状況と存在意義を確認

📋 この質問のポイント

目的

東砂二丁目の中国残留邦人地域交流センターについて、地域から「以前に比べ利用者を見かけない」との声が寄せられていることを踏まえ、施設の利用実態と存在意義を確認する。

質問

  1. 中国残留邦人地域交流センターの開設の経緯と、令和5年度の利用状況を問う。
  2. 本区のように中国残留邦人地域交流センターを設置している区は他にあるか。

答弁

利用状況と開設経緯(保護第二課長)

高齢化やコロナ禍を機にイベント等は減少したが、中国語を話せる職員により、令和5年度は来所相談133件、電話相談742件、通訳派遣786件の対応を実施。日本語教室・太極拳・将棋教室は全195回開催、延べ990名が参加している。センターは平成20年4月の中国残留邦人支援策の制度化を受け、平成21年4月に旧東砂出張所サービスセンターの建物を活用して開設。運営経費は国が全額補助しており、「心のよりどころであり、中国語で会話できる数少ない交流の場」と認識していると答弁した。

他区の設置状況(保護第二課長)

区独自で地域交流センターを設置しているのは23区で本区のみと答弁した。

結果

センターに一定数の利用実態があること、23区で唯一の区独自施設であることを答弁で確認した。区内の中国残留邦人170名のうち98%が70歳以上という状況を踏まえ、高齢の中国残留邦人が安心して交流できるよう継続的な支援を要望した(要望であり、これに対する答弁は求めていない)。

📄 議事録全文を読む

※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。

令和6年決算審査特別委員会 本文 : 2024-10-01
—————————————————————-
115:
◯中島雄太郎委員  よろしくお願いします。私からは本区における中国残留邦人地域交流センターの在り方について質問いたします。
 現在、東砂二丁目に中国残留邦人地域交流センターがありますが、地域の方から、利用されている方を以前に比べるとお見かけしない、施設として活用されているのかとの御意見を多く聞きます。
 地域交流センター開設の経緯や令和5年度の利用状況についてお尋ねします。

116:
◯保護第二課長  まず、利用状況についてですが、中国残留邦人の皆様の高齢化や新型コロナウイルス感染症の蔓延を機に、従前行われていたイベントなどの減少によりまして、多くの方が一堂に集うことは少なくなりました。しかしながら、本センターで雇用している職員は中国語が話せることから、令和5年度は来所による生活相談133件、電話相談742件、通訳派遣786件の対応を行って、様々な日常生活のお手伝いをしております。また、日本語教室や太極拳、将棋教室は全195回開催し、延べ990名の方に御参加いただいております。
 次に、開設の経緯について御説明いたします。平成20年4月中国残留邦人の置かれている特別な事情に鑑み、老後の生活の安定、地域での生き生きとした暮らしを実現するため生活保護法とは別の法律に基づき、中国残留邦人に対する支援策が制度化されました。
 区では地域支援を促進する拠点となるよう、平成21年4月に旧東砂出張所サービスセンターの建物を活用し、施設を開設いたしました。休日を除く月曜日から金曜日までの10時から16時まで開設し、中国語による来所相談や日本語教室など、様々な支援や活動拠点となっております。
 本センターの事業運営に係る経費は国が全額補助しております。中国残留邦人の皆様にとって心のよりどころであり、中国語で会話できる数少ない交流の場であると認識しております。
 以上です。

117:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。一定数の利用者が確かにいるということを確認できました。
 本区のように中国残留邦人地域交流センターを設置している区は他にもあるんでしょうか。

118:
◯保護第二課長  23区内にも中国残留邦人の方が住まわれておりますが、区独自で地域交流センターを設置しているのは本区のみとなっております。
 以上です。

119:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。中国残留邦人の方々の御苦労についての区の認識と中国残留邦人地域交流センターが重要な拠点であることが理解できました。確かに、先ほどやり取りがありましたけれども、地域の方から、中国残留邦人の方々がその方々だけで固まるのではなく、もう少し地域の方々と交流を深めるといいますか、そういったお声があるというのは私も聞いております。
 しかし、先ほどあったとおり、中国残留邦人170名のうち、実に98%が既に70歳以上の高齢者となっておりまして、第二次世界大戦後の混乱で旧満州に残されて、中国の方々に育てられて日本語もできないと、そういった歴史に翻弄された方々が今、高齢者となって江東区にいると。そこで、なかなかもう70歳、80歳、90歳の方々が今から日本語を習得するというのは現実問題として難しく、そういった方々で寄り添い、交流し、支え合いながら暮らしていくことの重要性、それを本区の地域交流センターが支えていることの意義、大切さというものは、私は大変重いと思っております。
 ですから、引き続き、今現在も厳しさを抱える高齢の中国残留邦人の皆さんが安心して交流できるように、区としても今後も様々な支援をお願いし、私の質問は終わります。

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