道路の無電柱化の推進について
目的
無電柱化は都市景観の向上、防災機能の強化、通行のバリアフリー化の観点から全区民にメリットのある事業である。区内で進行中の無電柱化事業の進捗と、区全体の無電柱化の現在地を確認し、首都直下地震への備えとしてスピード感を持った整備を求める。
質問
- 仙台堀川公園周辺路線及び新砂一丁目(運転免許試験場前)における無電柱化の今後の予定
- 区の現在の無電柱化率と、これまで整備してきた路線
- 他区と比較した本区の無電柱化率の位置づけ
- 進行中の2事業完了後の無電柱化率の見込み
- 防災機能強化の観点からスピード感を持って進めるべきではないか。今後の計画を問う
答弁
進行中2事業の進捗(道路課長)
仙台堀川公園周辺路線は、昨年度に南西側のA-1工区約500メートルで電線共同溝本体を整備。今後は同区間の引込み連携管路や歩道設置等の道路工事を行い、南東側のA-2工区の電線共同溝整備に取りかかる。新砂一丁目は昨年度に支障管路の移設を終え、今年度から電線共同溝本体の整備を開始する予定と答弁した。
無電柱化率と整備の経緯(道路課長)
令和5年4月時点で電線共同溝の整備延長は約13.5キロメートル(4.3%)、単独地中化路線約9.6キロメートルを合わせると7.4%。電線共同溝の整備率4.3%は23区中3位であり、臨海部の道路新設時の同時整備やオリンピック・パラリンピック関連整備が要因と答弁した。
今後の計画(道路課長)
進行中の2事業完了後は、有明地区の移管予定道路を含め無電柱化率は8.7%程度に上がる見込み。電線共同溝方式は道路延長400メートルに対し設計から完了まで約7年、整備費用は1キロ当たり約5.3億円を要する。新技術等の導入を検討しつつコストと事業期間の縮減を図り、優先整備路線の整備を推進すると答弁した。
結果
区内の無電柱化率が電線共同溝整備で23区中3位(4.3%)であること、進行中の2事業完了後には8.7%程度まで上がる見込みであることを確認した。区は、令和2年3月策定の江東区無電柱化推進計画に基づき、新技術導入によるコスト・事業期間の縮減を図りながら優先整備路線の整備を進めるとの方針を示した。事業の進捗は引き続き委員会で確認していく。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
令和5年決算審査特別委員会 本文 : 2023-10-03
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138:
◯中島雄太郎委員 午後も引き続きよろしくお願いいたします。私からは道路の無電柱化について伺います。
江東区内は、こちらは都道になりますけれども、三ツ目通り、葛西橋通り、永代通り、四ツ目通りの一部が、都によって既に無電柱化されています。これらの道路、非常に歩道も広く、歩きやすい道路になっております。
そして、区道においては、豊洲、有明の主たる道路が既に無電柱化といいますか、開発段階から電柱がない状態になっております。豊洲や有明、散歩やサイクリングをしていて、非常に何だか気持ちいいんですね。これは何でかというと、電柱がなく、電線もなく、広い歩道と開けた空があるからだと思います。
そういった意味では、無電柱化というのは都市景観の向上の観点からも非常にメリットがありますし、また、防災機能の強化、また、通行のバリアフリー化という観点からも、全ての住民、全ての区民に非常にメリットのある大切な事業であると認識しております。
そこで、現在事業が進められております、仙台堀川公園周辺路線及び新砂一丁目、いわゆる運転免許試験場前における無電柱化の取組について、今後の予定を伺います。
139:
◯道路課長 現在実施しております仙台堀川公園周辺路線、それから新砂一丁目における無電柱化事業の進捗状況でございます。
まず、仙台堀川公園周辺路線でございますけれども、昨年度につきましては、事業区域の南西側の区間、我々、A-1工区と呼んでいるんですけれども、こちらの約500メートルにわたりまして、電線共同溝の本体部分の整備を行いました。
今後の予定といたしましては、同区間の民地、それから整備区域外への引込み連携管路の整備、それから歩道設置等、道路工事を予定しております。
また、南東側の区間になります、こちらはA-2工区と呼んでいるんですけれども、こちらの電線共同溝整備へと取りかかり、そのほかの区間につきましても、来年度以降に順次整備を進めてまいる予定となってございます。
それから、新砂一丁目のほうでございますけれども、昨年度、電線共同溝整備で、支障となる東京電力ですとか東京ガス等の管路の移設、こちらを終えまして、今年度から電線共同溝本体の整備を開始する予定となってございます。
以上です。
140:
◯中島雄太郎委員 事業は、この2つに関しては一応順調に進んでいるという認識です。
江東区における現在の無電柱化率は、現時点でどのくらいでしょうか。今までどのような路線を整備してきたんでしょうか、伺います。
141:
◯道路課長 区内における無電柱化の状況でございます。令和5年4月時点になりますけれども、電線共同溝の整備延長が約13.5キロメートル、こちら、率にしますと4.3%、それから単独で地中線化されている路線というのがございまして、こちらが約9.6キロメートル、両方合わせまして、7.4%となっているところでございます。
区道における無電柱化につきましては、昭和50年代に電線管理者が主体となりまして、単独地中化方式により整備が始まりました。その後、電線共同溝の整備等に関する特別措置法が施行されました平成7年度以降につきましては、土地区画整理事業ですとか民間開発に伴いまして、電線共同溝方式により整備された路線の移管を受けて、区が管理を行ってきているところでございます。
区が主体的に実施した事業というところになりますと、平成22年度に完成した富岡地区無電柱化モデル事業、こちらが最初の事業となってございます。その後、都市計画道路ですとか、オリンピック・パラリンピック競技会場周辺の路線、こういったところの整備を行ってきたところでございます。
以上です。
142:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。本区における無電柱化率は4.3%ということでしたけれども、他区の無電柱化率と比較して、どの程度の位置にランクするというか、そういったところを教えていただけますか。
143:
◯道路課長 4.3%、こちらの数字につきましては、先ほど答弁させていただきましたとおり、電線共同溝の設置路線の数値となっているところでございます。こちらの数値につきましては、23区中で本区は3位の数値となっているところでございます。
この要因といたしましては、特に臨海部において新たな道路を造る際に、道路整備と同時に無電柱化を実施していること、また、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、無電柱化整備を実施した路線が多いこと、こういったところが要因ではないかと考えているところでございます。
以上です。
144:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。仙台堀川公園周辺路線と新砂一丁目の事業が終わると、無電柱化率はどのように変化するんでしょうか、伺います。
145:
◯道路課長 今行っている仙台堀川公園、それから新砂一丁目、こちらの工事が終わりますと、無電柱化率としましては、区が今後、移管を受ける予定となっております、東京都港湾局から移管を受けるという予定になった、有明地区にも道路があるんですけれども、こういったものも含めた数字にはなるんですけれども、8.7%程度に上がると予想しているところでございます。
以上です。
146:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。8.7%ということで、1割弱になるということですね。
無電柱化事業なんですけれども、400メートル工事をするのに、設計から完了まで7年間かかるという、すごく先の長い事業であります。本区の計画においても、これから5年、10年、15年と事業が継続していくわけであります。
しかし、防災機能の強化という観点から申し上げますと、首都直下型地震がいつ来るか分からない、そういった意味では、この無電柱化事業というのは一刻も早く進めて、電柱をなくして、電柱が倒壊して下敷きになるだとか、電柱が倒壊して緊急車両が通れないだとか、災害時にそういったことがないように、スピード感を持って進めていただきたいと考えますが、今後の計画を伺います。
147:
◯道路課長 無電柱化の目的になりますけれども、中島委員も御指摘のとおり、大きく3つございまして、都市防災機能の強化、それから、安全で快適な歩行空間の確保、それから良好な都市景観の創出、こちらの3つが目的となってございます。
災害に強く、安全で魅力ある江東区を実現していくために、令和2年3月に、江東区無電柱化推進計画というものを策定してございます。計画の中では、無電柱化を整備することが望ましい計画路線、こちらを選定しまして、さらに、その計画路線の中から優先的、かつ短期的に無電柱化事業を実施することが望ましい路線を優先整備路線としております。
電線共同溝方式による無電柱化ですけれども、先ほど中島委員がおっしゃったとおり、道路延長400メートルに対しまして、設計から工事完了まで約7年間の期間が必要と言われております。それから、また整備費用のほうにつきましても、1キロ当たり、約5.3億円の費用を要するとも言われているところでございます。
今後は、新技術等の導入、こういったものも検討しつつ、コスト及び事業期間の縮減を図り、まずは優先整備路線の整備を推進してまいります。
以上です。
148:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。着実に無電柱化進めていただきたいと思います。
以上で終わります。
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