江東区議会議員 中島雄太郎

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  5. 宅配ボックス設置助成——中小規模マンションに補助率5分の1・上限10万円で届くか
まちづくり 予算審査特別委員会 2025年9月24日

宅配ボックス設置助成——中小規模マンションに補助率5分の1・上限10万円で届くか

📋 この質問のポイント

目的

補正予算に計上された既存マンションへの宅配ボックス設置費用助成について検証する。都のマンション環境性能表示制度や令和6年1月の区条例改正により築浅の大規模マンションでは設置が事実上標準化されており、本事業が支援すべきは設置が進んでいない中小規模の既存マンションである。しかしそうしたマンションこそ管理組合の財政基盤が弱く、設備投資の合意形成が困難であることから、補助制度の設計が実態に合っているかを問う。

質問

  1. 本事業の主なターゲットとして想定するマンションの規模・戸数
  2. 最も支援を必要とする中小規模マンションにとって、補助率5分の1・上限10万円という設定が設置のきっかけとして十分に機能するか

答弁

対象と制度設計(都市整備部長)

新築マンションでは宅配ボックスが標準化・義務化されているため、本事業は設置が進んでいない既存マンションを主対象とした。規模は現行条例で設置義務のある3階建て以上かつ10戸以上の集合住宅。補助率・上限額は国や他自治体の制度を参考に、管理組合の財政負担軽減や合意形成のきっかけとなるよう設定したが、設置のニーズを的確に把握できていない面があるとし、今後研究するとした。

制度見直しの方向性(都市整備部長)

区独自の取組として、管理計画認定を受けたマンションは上限額を20万円に引き上げている。今後、事業の進捗や区民・管理組合の意見等を注視しながら、住民の利便性向上とサービスの公平性確保の観点から、必要に応じて制度の見直しを検討すると答弁した。

結果

区が設置ニーズの把握が不十分であることを認め、必要に応じた制度見直しの検討を答弁した。宅配ボックスは生活利便性に加え防犯や再配達削減によるカーボンニュートラルへの寄与など、1回の投資で持続的な効果を持つ政策的価値の高い施策であることから、マンションストック数日本一の本区として補助率・補助額の拡充を前向きに検討するよう要望した。

📄 議事録全文を読む

※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。

 次に、区民の暮らしに直結する2つの事業について伺います。
 1つ目は、既存マンションへの宅配ボックスの設置費用の助成です。東京都のマンション環境性能表示制度や令和6年1月の本区の条例改正により、築浅の大規模マンションに関しては事実上、宅配ボックスの設置が標準化されております。つまり、この補助金事業が本来支援すべきターゲットは、設置が進んでいない既存のとりわけ中小規模のマンションであるはずです。しかし、そうしたマンションこそ、管理組合の財政基盤が弱く、数十万円の設備投資の合意形成は極めて困難です。
 そこで伺います。区は、この事業の主なターゲットとして具体的にどの程度の規模、戸数のマンションを想定しているのでしょうか。そして、最も支援を必要とするであろう中小規模マンションにとって、補助率5分の1、上限10万円という設定が設置のきっかけとして十分に機能するとお考えか伺います。

73:
◯都市整備部長  御指摘のとおり、都のマンション環境性能表示制度、また昨年の区条例、マンション条例の改正に伴いまして、新築マンションでは宅配ボックスにつきましては、標準化・義務化がされております。本事業におきましては、宅配ボックスの有効性が広く認識されたのが比較的最近であるということから、設置が進んでいない既存マンションを主な対象としたところでございます。
 規模につきましては、現行条例で設置義務のある3階建て以上かつ10戸以上の集合住宅を対象としておりまして、補助率、上限額につきましては、国や他の自治体の制度も参考にしつつ、管理組合の財政負担の軽減、または合意形成のきっかけとなるように設定しております。しかしながら、実態等、設置のニーズを的確にまだまだ把握できていないところもございますので、この辺につきましては、今後は研究させていただければと思っております。
 現時点では、先ほど中島委員もおっしゃったとおり、補助率が5分の1、10万円ですけれども、区の独自に取り組んでいる取組といたしましては、本区の管理計画認定を受けたマンションにつきましては、上限額を20万円に引き上げているということになります。今後、事業の進捗または区民や管理組合の意見等を注視しながら、住民の利便性向上とサービスの公平性の確保といった観点から、必要に応じて制度の見直しを検討してまいります。
 以上でございます。

74:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。宅配ボックスの設置というのは、これは非常に効果が大きいんですよね。宅配ボックスがあるのとないとでは生活の利便性というのは全く異なるものです。
 また、先ほどほかの委員の質問にもありましたけれども、防犯上も非常に有効、そして再配達の削減というものは、本区の抱えるカーボンニュートラル、ゼロカーボンの施策にもつながるという、1回の投資で持続的に非常に大きな効果がある施策で、政策的価値が高いと思いますので、本区、マンションストック数日本一であるということを私、度々言っているんですけれども、マンションストック数日本一の本区であるからこそ、マンションに住む人々の暮らしの利便性向上のために、ぜひ独自でもうちょっと補助率というんですかね、補助率、補助額というものの拡充を積極的に前向きに検討していただきたいと思います。

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