医療的ケア児在宅レスパイト支援事業の拡充について
目的
補正予算に盛り込まれた医療的ケア児等への看護師派遣・在宅レスパイト支援事業の利用時間上限倍増(年144時間→288時間)について、利用実態との整合性を検証し、拡充の実効性を確認する。制度は利用されてこそ意味があり、担い手と利用者に届かなければ絵に描いた餅になるとの問題意識による。
質問
- 本区における在宅レスパイト支援事業対象者の年間平均利用時間の実態
- 平均利用時間と上限288時間との乖離を踏まえ、補正予算による上限拡充が利用者にもたらすメリットの認識
答弁
利用実態(障害福祉部長)
平均利用時間は令和4年度26時間、令和5年度34時間、令和6年度33時間。上限を144時間に引き上げた令和5年10月のタイミングで利用時間の上昇が見られた。
拡充のメリット(障害福祉部長)
本事業は介護者の休息を目的とするもので、日常的な支援者の有無や本人の通学・通所の状況など、個々の事情により利用状況は様々である。令和6年度には年間100時間を超過する利用者が複数名おり、必要とされる方が必要な時間数を利用できるものと考えていると答弁した。
結果
平均約30時間という利用実態と上限288時間との乖離を指摘した上で、100時間超の利用者が複数名存在することを答弁で確認した。上限拡充のメリットが確実に必要とする家庭に届くよう、周知徹底を要望した。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
次に、医療的ケア児への看護師派遣、在宅レスパイト支援事業について伺います。
利用時間上限の倍増は評価いたしますが、制度は利用されてこそ意味があります。どれだけ制度を拡充しても実際にサービスを届ける担い手がいなければ、あるいは利用者がいなければ、絵に描いた餅になりかねません。
そこで伺います。そもそも本区における在宅レスパイト支援事業対象者の利用時間の実態は年間で平均何時間なのでしょうか、伺います。
69:
◯障害福祉部長 平均何時間の利用があるかという御質問でございます。
平均利用時間についてでございますけれども、この事業の利用延べ時間数を利用人数で割り返した平均利用時間でございますけれども、令和4年度が26時間、令和5年度が34時間、令和6年度が33時間となってございます。
70:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。30時間ぐらいということで、もちろん平均が100時間とか行くわけはないというのは、これは分かるんですけれども、今回、144時間から288時間に倍増したということで、本区の平均30時間と考えると、かなり実態とこの制度の上限というものに乖離があるのかなと思うんですけれども、今回、この補正予算を実施してまで上限を拡充したことによる利用者へのメリットというものをどのように認識しているのか伺います。
71:
◯障害福祉部長 まず、令和4年度、5年度を比較いたしまして、8時間程度利用時間が平均で上昇しております。一方で、5年度、6年度を比較いたしますと、1時間減っているというような状況がございます。まず、4年度、5年度を比較した利用時間の増ということで申し上げますと、144時間に増やしたタイミングが令和5年度の10月ということで、このタイミングで利用時間がまず上昇したということが言えるかと思っております。
この事業についてですけれども、介護者の方々の休息を目的とするものでございます。例えば、医療的ケアを必要とするそれぞれの方の状況、また、日常的に支援をしていただける方がいらっしゃる状況がある方とか、また、日中、御本人が通学、通所することで本事業の利用を必要とする場面が限定されるというようなことがございます。個々の状況、様々でございますので現在の利用状況ということになっているものと考えてございますけれども、令和6年度利用時間数で申し上げますと100時間を超過する方、複数名いらっしゃいます。本事業について必要とされる方が必要な時間数について御利用いただけるものと現状では考えておるところでございます。
以上です。
72:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。100時間を超える利用者が何名かいるということで、そういう方々にとっては確実な今回の補正予算による拡充のメリットがあるのかなと思います。周知徹底をよろしくお願いいたします。
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