江東区議会議員 中島雄太郎

江東区議会議員|中島雄太郎

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データセンター 建設委員会 2025年6月30日

データセンター建設と千石のまちづくりについて

📋 この質問のポイント

目的

江東区内でデータセンター建設計画が相次ぎ、周辺住民の不安・不信感が高まる中、陳情審査にあわせて、先行事例である塩浜地区の教訓、令和7年3月24日公表の「江東区データセンター建設対応方針」後の区・事業者・住民間のコミュニケーションの実態、そして有楽町線延伸新駅を契機に本格化する千石のまちづくりとデータセンター建設の整合性について、区の認識を質す。

質問

  1. 塩浜地区のデータセンター建設計画では、紛争調整申出を受けた区のあっせんにより事業者と住民のコミュニケーションが改善したと聞くが、その経緯・効果・教訓についての区の認識を問う。
  2. 建設対応方針の公表後、千石の事業者と区のやり取りの内容、特に住民の不満とそれへの事業者の対応について、区と周辺住民のコミュニケーションはどうなっているか。
  3. 千石三丁目は新駅整備を契機とするまちづくり検討地域に含まれる。雇用も経済のにぎわいも生みにくい性質の施設がまちづくり計画に先行して建設されることについて、区の都市政策・土地利用の方向性との整合性をどう考えるか。

答弁

塩浜地区の事例(建築調整課長)

あっせんの有無や内容は条例上公開できないとしつつ、地元住民と事業者の話し合いの中で、事業者が工夫を丁寧に説明することで理解は少しずつ進みつつあり、しっかり説明し理解を得ることが重要との認識を示した。

千石での住民とのコミュニケーション(建築調整課長)

事業者から得た情報をそのまま区民に伝えることは難しいが、区長への手紙等を通じて住民の不安を把握し事業者に伝えている。説明会が開催される際には、事業者から住民にしっかり伝わるよう指導していくと答弁した。

まちづくり方針との整合性(地下鉄8号線沿線まちづくり担当課長)

検討中の(仮称)千石駅周辺地区まちづくり方針では、町の将来像、土地利用方針、公共施設整備方針を定め、エリアごとのゾーニングと個別の目標・実現化手法を策定する。データセンターの立地箇所についても、まちづくり協議会から提出されたまちづくりの提案書等を踏まえて個別の目標を定め、まちづくりを進めていくと答弁した。

事業者への働きかけ(都市整備部長)

データセンターの情報が入った当初に区は事業者にまちづくり方針の説明を行っており、現行の法律・条例では規制できないとしつつ、地域との連携と、まちづくり方針に即した機能・施設の導入を事業者に伝えていると答弁した。

結果

区が計画の初期段階で事業者にまちづくり方針を説明し、方針に即した機能・施設の導入を働きかけていることを部長答弁で確認した。あわせて、事業者からの回答を周辺住民にフィードバックし、説明会が相互理解の場となるよう努めること、データセンターも町の一員として千石のまちづくりに巻き込んでいくことを要望した。

📄 議事録全文を読む

※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。

167:
◯中島雄太郎委員  データセンター建設ということで、江東区では計画が相次いでおりまして、陳情者の方の陳情書を拝見すると不安、不信感というものが非常に高まっているというのが読み取れます。
 データセンター建設について、千石に先行している塩浜地区でのケースなんですけれども、塩浜地区におけるデータセンター建設計画では、周辺住民からの紛争調整申出を受けて、本区があっせんに入ったことで事業者と住民のコミュニケーションが改善され、状況が少し好転したと聞いています。
 当該調整の具体的な経緯、効果、教訓について区としての認識を伺います。

168:
◯建築調整課長  あっせん自体を行っているかどうか、また内容は条例上公開できないことにはなっているのですけれども、先ほどの答弁とも重複するのですけれども、やはり地元の住民の方と事業者さんが話し合われているようです。その中で最初はデータセンターがよく分からない用途で不安だったということだけれども、事業者さんのほうで、これこれこういう工夫をしてというようなことを丁寧に説明することで、理解は少しずつ進みつつあるとは考えておりますので、やはり、何よりもしっかり説明する、理解を得るといったことが重要かと考えております。
 以上です。

169:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。コミュニケーションが非常に大切ということで、この千石のケースにおいては、3月24日に建設対応方針というものを本区がリリースしたことによって、先ほど事業者のほうからもコンタクトがあって、様々な今、本区とコミュニケーションが取られているというお話ありましたけれども、その事業者と本区とのやり取りの内容、特に住民がこういうことを不満に思っていますよと、それに対する事業者の考え方、対応等について本区とこの周辺住民の方とのコミュニケーションというのは今どうなっているのでしょうか、伺います。

170:
◯建築調整課長  なかなか事業者さんから得た情報をそのまま区民の方にというのは難しいのですけれども、例えば区長への手紙とかも一定程度いただいていまして、その中でどういったことを不安に感じているかというのは、この陳情以外にもいただいたりしていますので、そういったことなんかもしっかり事業者さんにも伝えて、また、実際に説明会等が入りましたら、また、より丁寧に事業者さんから住民の方にしっかり伝わるように、まずはしっかり指導をしていきたいと考えております。
 以上です。

171:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。
 今後説明会、要するにオフィシャルな説明会等が開催されることになるかと思うのですけれども、やはりそこできちんと周辺住民の不安といいますか、そういったものが解消されるような説明会になること、それに当たっては、やはり説明会までに周辺住民が聞きたいこと、不安に思っていることについて、事業者にきちんと伝わって事業者もそれに応えるような説明会になることが不可欠であると考えております。
 つきましては、先ほどの答弁だとよく分からなかったのですけれども、今本区が千石の事業者とやり取りしている内容といいますか、周辺住民に対する事業者からのアンサーといいますか、回答について、やはり周辺住民のほうにもきちんとフィードバックをして、説明会がきちんと実りあるものになって、相互理解が図られるようになるように努めていただきたいと思います。
 話は若干方向性が変わるのですけれども、千石三丁目はまさに今、有楽町線延伸に伴う新駅整備を契機に将来のまちづくりが本格化しているところで、千石三丁目はまちづくりの方向性を定める検討地域の範囲にも入っているわけなんです。それに当たって、新駅ができるということは人の流れが変わり、居住、商業、交流といった都市機能の再配置が始まるということであって、これは千石にとって、これからの未来を描いていく起点のタイミングにあると考えております。
 そうした状況の中で、今、駅徒歩圏内の検討地域内に雇用も経済のにぎわいもなかなか生まないデータセンターが建設されるかもしれないと、これは千石の将来にとって最初の大規模開発が地域の価値を引き上げるというものではない箱物になることを危惧しておりまして、区としては今後、千石駅周辺の土地利用や都市機能の在り方について、まちづくりの方針を示していくと認識しておりますけれども、今この段階で地域の経済的、社会的なにぎわいをもたらさない性質の施設がまちづくり計画に先行して建設されることについて、区の都市政策、土地利用の方向性と整合性をどう考えるのか、その見解を伺います。

172:
◯地下鉄8号線沿線まちづくり担当課長  今、区のほうで検討しております(仮称)千石駅周辺地区まちづくり方針のところなんですけれども、こちらに関しましては、本地区におけるまちづくりの方向性を示すものとしまして、その実現に向けて多様な主体が連携し、まちづくりを推進するための指針として定めていきたいと考えております。
 それなので、まず全体的な町の将来像だとかを指針にうたいまして、また土地利用の方針だとか、公共施設の整備方針というものをまちづくり方針に定めていきたいと考えております。
 その際に、土地利用ですとゾーニングという形で、エリアごとの特性を踏まえた上でゾーニングをし、そこに対して個別の目標だとか、それに対しての実現化手法だとかをまちづくり方針のほうで策定をしていきたいと考えております。
 今回データセンターがあるところに関しましても個別の目標だとか、まちづくりのほうでは協議会も設立されておりまして、そちらからのまちづくりの提案書というものも区に提出されておりますので、そういったところから個別の目標だとかを定め、それに近いような形でまちづくりを進めていきたいと考えております。
 以上です。

173:
◯中島雄太郎委員  ありがとうございます。
 非常にタイミングが微妙といいますかという段階での、データセンター建設となっておりまして、どうなるか分かりませんけれども、いずれにしてもこのデータセンターについても、千石にできるのであれば当然町の一員ということになるわけですから、新たに示される千石のまちづくりの方針もきちんと事業者に説明して、データセンターが千石のまちづくりの中でどのような発展的な役割を果たせるか、地域住民にとって価値のある建物になるか、そういうこともきちんとやはり巻き込んで伝えていっていただきたいと思います。
 以上です。

174:
◯都市整備部長  よろしいでしょうか。千石の件でございますけれども、我々まず初めに千石のデータセンターの情報が入ったときに、事業者に対してまちづくり方針の説明に行きました。こういう町になりますよということをしっかり説明して、それで、今、法律、条例でこれを規制することはできませんと。そういう今の法体系がそうなっておりますので、できませんけれども、ぜひ地域の方々と連携していただきたいことと、まちづくり方針に即したような機能、施設を導入できないのかということはしっかりと伝えているところでございます。
 以上でございます。

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