深川シャトルの混雑緩和対策について
目的
休日の深川エリアと臨海エリアを結ぶ深川シャトルは、地下鉄による南北移動が不便な地域住民の重要な移動手段だが、1時間に2便の運行で日中は満員電車並みの混雑となり、こども連れから危険を感じるとの声も寄せられている。混雑状況の把握体制と緩和策、事業の今後の展望を質す。
質問
- 混雑状況のモニタリング方法と、委託先の東京都交通局との乗降者データ・混雑状況に関する情報共有の方法・頻度
- 混雑への区の現状認識と、増便や代替輸送手段の導入など緩和策の検討状況
- 本事業が地域住民や観光客に提供している価値への評価と、今後の展望
答弁
モニタリングとデータ共有(地域振興部長)
深川シャトルバスは土日祝日に森下駅前から日本科学未来館まで20往復・35分間隔で運行しており、都交通局から四半期ごとに各運行日の乗客数の報告を受けていると答弁。令和6年度4〜12月の乗客数は1日当たり1,193人で前年度比約20%増とした。一方、各便ごとの乗客数や混雑状況など詳細データの提供は受けていないと答弁した。
現状認識と対応策
午前中の便を中心に一部混雑が発生している状況を区としても認識していると答弁。増便や運行間隔の見直しが考えられるものの、バス運転手の労働時間規制や人員不足等から直ちに増便できる状況にはないとし、改善策の検討のため詳細な運行データの提供等について都交通局と調整するとした。
役割と今後の展望
平成17年7月に区内の周遊性向上を目的に開始し、観光振興や地域経済の活性化に寄与していると評価。来年度策定する新たな観光推進プランの中で将来的な展望を示すと答弁した。
結果
午前中を中心とした混雑を区が認識していることと、便ごとの詳細データを都交通局から得ていない現状を確認した。区は詳細な運行データの提供について都交通局と調整し、新たな観光推進プランで将来展望を示すと答弁した。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
大綱4、深川シャトルの混雑緩和対策について質問いたします。
深川シャトルは、休日の深川エリアと臨海エリアを結ぶ南北移動の重要な交通インフラであり、地下鉄による南北移動が不便な地域住民にとって不可欠な移動手段です。また、観光客にとっても、本区の魅力を体験するための貴重な移動手段として機能しています。
しかし、現状では1時間に2便という運行頻度で輸送キャパシティーが限られているため、日中は非常に混雑しており、満員電車並みのすし詰め状態になることもあります。このような状況は、小さなお子様連れの方々から、危険を感じるとの声が寄せられるなど、安全面でも課題が指摘されています。
まず、深川シャトルにおける混雑状況のモニタリングについてお伺いします。
本区は、この事業を東京都交通局に委託していますが、混雑状況についてどのように把握しているのでしょうか。また、都交通局とはリアルタイム、または定期的な乗降者データや混雑状況に関する情報をどのように共有しているのでしょうか。具体的なデータ共有の方法や頻度についても併せてお聞かせください。
次に、この混雑状況に対する区としての現状認識と対応策について伺います。
現在の深川シャトルの混雑状況について、本区はどのように認識しているのでしょうか。また、この混雑を緩和するためには、増便や代替輸送手段の導入などが必要と考えますが、それらについて具体的な検討が進められているのでしょうか。もし検討されている場合には、その内容やスケジュール、実現可能性について詳しくお聞かせください。
さらに、深川シャトルが現在果たしている役割についてもお伺いします。この事業が地域住民や観光客にどのような価値を提供していると評価しているか。また、今後どのような展望を描いているかについてもお聞かせください。
深川シャトルは地域住民の休日の移動を支える重要な公共交通機関であり、観光資源としても大きな意義を持つ存在です。今後、多くの方々がより快適に利用できるよう、混雑緩和に向けた具体的な対策を講じることが求められています。同時に、この路線が果たす役割をさらに拡充し、安全性や利便性向上につながる取組を期待しております。
以上で質問を終わります。
御清聴ありがとうございます。(拍手)
35:
◯地域振興部長(市川聡) 次に、深川シャトルの混雑緩和対策についての御質問にお答えします。
まず、混雑状況のモニタリングと東京都交通局とのデータ共有についてです。
深川シャトルバスは、都営バスを活用し、土、日、祝日に、森下駅前から日本科学未来館までの区間を20往復、35分間隔で運行しております。運行実績として、都交通局より四半期ごとに各運行日の乗客数の報告を受けており、令和6年度の実績では、4月から12月までの乗客数は1日当たり1,193人で、前年度と比較して約20%増加しております。
なお、各便ごとの乗客数や混雑状況など詳細データについては、現時点で都交通局からの提供は受けておりません。
次に、区としての現状認識と対応策についてです。
季節や天候をはじめ、臨海部でのイベント開催状況などにより乗客数の変動はありますが、午前中の便を中心に、一部混雑が発生している状況については、区としても認識しております。
今後の対応策につきましては、バスの増便のほか、比較的空いている時間帯の運行間隔を見直し、混雑する時間帯に振り替えるなど、混雑緩和を図ることが考えられます。しかしながら、昨今のバス運転手の労働時間規制や人員不足のほか、既存のバス路線への影響なども考慮する必要があることから、直ちに増便できる状況にはありませんが、今後、改善策検討のため、詳細な運行データの提供等について都交通局と調整してまいります。
次に、シャトルバス運行事業が果たす役割と今後の展望についてです。
この事業は、深川地区と臨海部を急行便で結ぶことにより、区内の周遊性向上を図ることを目的として、平成17年7月より開始いたしました。これまで、コロナ禍における一時的な減少はありましたが、年々利用者は増加傾向にあり、区民や観光客の移動手段として、観光振興をはじめ地域経済の活性化にも寄与する役割を果たしているものと評価しております。
今後の展望につきましては、本区の観光推進を進める上で、区内周遊の促進は重要な課題であると認識しており、来年度策定する新たな観光推進プランの中で将来的な展望もお示ししてまいりたいと考えております。臨海部のにぎわいを区内全域に広げるためにも、利用者の皆様にとって利便性の高いシャトルバス運行となるよう検討を進めてまいります。
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