江東区議会議員 中島雄太郎

江東区議会議員|中島雄太郎

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防災 本会議 2025年2月20日

道路陥没対策について

📋 この質問のポイント

目的

埼玉県八潮市で発生した下水管破裂による大規模な道路陥没事故を受け、本区における同種事故のリスクを念頭に、区道の点検体制、点検結果の実態、東京都との連携、区民からの通報制度の現状と課題を確認する。

質問

  1. 道路陥没リスクを把握するための点検の頻度・方法・対象
  2. 過去3年間の点検結果(陥没・兆候の発見件数、修繕件数)と、集中的な対策が必要な箇所の有無、下水幹線の異常が疑われる場合の東京都への対応
  3. 区民からの通報制度の周知方法・通報件数の推移・区としての評価
  4. 「道路の損傷連絡・要望システム」の利用状況と、操作が煩雑との区民の声を踏まえた課題・改善の認識

答弁

点検体制(土木部長)

日常業務と併せたパトロールでの目視確認に加え、3年に一度、全ての区道を職員が徒歩で調査していると答弁。緊急道路障害物除去路線や主要な生活道路等を対象に路面下空洞調査も実施しているとした。

過去3年間の点検結果

空洞探査車とスコープ調査等による空洞発見箇所は令和3年度19件、4年度26件、5年度56件。うち緊急性のあるものは令和3年度2件、4年度3件、5年度1件で、いずれも補修工事を実施済み。緊急性のあるもの以外に集中的な対応が必要な箇所はないと答弁した。下水幹線については、陥没等の原因が明らかな場合、管内部の補修と道路の復旧を東京都へ依頼しているとした。

通報制度とオンラインシステム

道路陥没に関する通報は令和3年度19件、4年度18件、5年度10件で、区民からの通報は事故の未然防止に大変重要と認識していると答弁。「道路の損傷連絡・要望システム」の利用は令和7年1月末現在、全通報件数1,754件のうち80件(約5%)にとどまり、道路には公園のようにQRコードを掲示できず周知に課題があるとした。今後はSNS等での定期的な周知とシステム本体の改善に努めると答弁した。

結果

空洞の発見件数が令和3年度の19件から5年度は56件へと増加している実態を確認した。オンライン通報システムの利用が通報全体の約5%にとどまる現状について、区は周知の課題を認め、SNSでの周知強化とシステム改善に取り組むと答弁した。

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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。

 大綱2、道路陥没対策について質問いたします。
 先日、埼玉県八潮市で発生した下水管破裂による大規模な道路陥没事故は、住民の安全な生活を脅かす深刻な事態であり、記憶に新しいところです。
 荒川区においては、同様の事故を未然に防ぐため、下水幹線が通る区道において、レーダー搭載車による緊急点検を実施し、陥没危険度が高い空洞が1か所見つかったとの発表がありました。
 本区においても、八潮市と同様の事故が発生するリスクを考慮し、以下の点について質問いたします。
 本区では、道路陥没のリスクを把握するためにどのような点検を実施しているのでしょうか。日常点検の頻度、点検方法、点検対象となる道路など、具体的に御説明ください。
 あわせて、過去3年間の点検結果について、道路陥没やその兆候が発生された件数、修繕を要した件数など、具体的な数値データを御提示ください。点検結果を踏まえ、特に注意が必要な箇所や集中的な対策が必要と判断された箇所があれば、その場所と理由について御説明ください。また、点検において、八潮市の案件のような下水幹線の異常が疑われる場合には、東京都に対してどのようなアクションをとっているのでしょうか、伺います。
 道路の陥没や異常に関する区民からの通報制度について、周知方法、通報件数の推移、対応状況などを御説明ください。行政による点検は限定的であると考えられるため、区民からの道路異常に関する通報は重大な陥没事故の予防に重要な役割を果たしていると考えられますが、本区としてどのように評価されているのでしょうか、伺います。
 道路の損傷を住民がオンラインで通報できる「道路の損傷連絡・要望システム」の利用状況について、通報件数や通報全体におけるシェア等の具体的な数値データを御提示ください。本システムは、昨年2月に運用がスタートしましたが、実際に試した区民から、スマホで写真を撮ってから通報するまでのプロセスが煩雑で、電話したほうが早いといった声が寄せられています。本システムの課題と改善についての認識を伺います。
 道路の維持管理は非常に重要です。定期的な点検や迅速な対応、そして区民との協力体制の強化が不可欠です。特に、区民からの通報システムの改善と活用は、早期発見・早期対応につながる重要な取組だと考えます。本区の道路陥没対策がより効果的かつ効率的に実施され、区民の皆様が安心して暮らせるまちづくりが進むことを期待して、次の質問に移ります。

33:
◯土木部長(石井康弘) 次に、道路陥没対策についての御質問にお答えします。
 まず、本区における道路陥没リスク把握のための点検ですが、日常点検と日常業務と併せてパトロールを行い、職員及び委託業者で舗装面の異常の有無について目視で確認を行っており、昨年10月には、3年に一度、全ての区道を職員が徒歩で行う調査を実施しております。
 また、路面下空洞調査を緊急道路障害物除去路線や主要な生活道路等を対象として行っております。
 次に、過去3年間の点検結果です。
 点検は、地中レーダーを搭載した空洞探査車を用いて空洞の可能性がある場所を特定し、さらにスコープ調査等の詳細調査を実施した結果、令和3年度は19件、4年度は26件、5年度は56件の空洞箇所が発見されました。また、緊急性のあるものとしては、令和3年度は2件、4年度は3件、5年度は1件で、いずれも補修工事を実施しております。
 また、点検結果により、特に注意する箇所や集中的な対応が必要と判断された箇所については、先ほどの緊急性のあるもの以外はありませんでした。
 なお、区が直接管理している下水道管のある区有通路等については、職員が目視で確認し、異常はありませんでした。
 次に、下水幹線の異常が疑われる場合の東京都との連携ですが、陥没等の原因が明らかな場合は、道路の安全を確保した上で、管内部の補修、道路の復旧を東京都へ依頼しております。
 次に、区民からの通報制度ですが、令和6年2月より、従来の電話、メール等に加え、道路の損傷連絡・要望システムの運用を開始しました。システムの周知に当たり、昨年3回、区報に掲載しました。
 また、過去の道路陥没に関する通報件数ですが、令和3年度は19件、4年度は18件、5年度は10件で、いずれも現地を確認して、随時補修工事等を実施しております。
 安全で快適な道路を維持するためには行政の点検やパトロールでは限界があり、区民からの通報は重大な事故を未然に防ぐために大変重要であると認識しております。
 次に、道路の損傷連絡・要望システムですが、令和7年1月末現在、道路に関する全通報件数1,754件のうち、システムを利用した件数は80件、約5%となっております。道路は公園と違い、看板等にQRコードのシールを掲示することができず、利用の拡大や周知に課題がございます。
 区としては、より一層認知度を上げるために、SNS等で定期的に周知を図るほか、使い勝手のよいシステム本体の改善にも努め、情報収集ツールの一つとして活用してまいります。

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