区営の猫シェルターは実現可能か——陳情審査での質疑
目的
地域猫に関する陳情の審査にあたり、区の現行の取組と陳情者の要望との距離を確認する。陳情者が求めているのが現行施策の延長強化なのか、シェルター設置という新たな施策なのかを整理し、審査の判断材料とする。
質問
- 区の地域猫に関する取組はおおむね陳情者の要望に沿ってなされているように見えるが、陳情者は現状の区の取組をどのように評価しているのか。あくまでシェルターが必要という立場なのか、現行の方向性の推進を求めるものなのか。
答弁
陳情者の評価と区の見解(生活衛生課長)
陳情者は、区の相談支援体制整備事業に参加する3団体のうち1団体の代表者であり、区の相談支援やTNR活動を含む地域猫活動については一定の評価を得ていると認識していると答弁した。区営シェルターについては、実施例のある他区1区を課長自身が視察した上で、運営主体や設置場所など様々なハードルがあり、本区における実施は困難と判断していると答弁した。
結果
陳情者が現行の地域猫施策に一定の評価をしていること、争点が区営シェルター設置の可否に絞られることを確認した。区は他区の実施例を視察した上で「実施は困難」との判断を示しており、この論点の現在地を整理した。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
39:
◯中島雄太郎委員 陳情書を拝見しますと、いわゆる地域猫について、江東区もいろいろ取組を始めていると。しかし、これから高齢化がますます進むので、そういった高齢者の方がお亡くなりになったときであるだとか、そういったときにそういった地域猫が新たに発生するからということかと思うんですけども、本件の過去の陳情審査、あるいは今御説明いただいた内容ですと、おおむねといいますか、陳情者の要望というか、やってほしいことに対して本区の取組というのはなされているかのように思われるんですけれども、陳情者は、このプロセスに対して、今現状の江東区の取組に対してどのような評価といいますか、いや、まだ足りないと、あくまでシェルターが必要だということなのか、それとも、この方向性は合っているから、こういう取組をもっと進めてほしいということなのか、その辺を御説明いただきたいんですけれども。
40:
◯生活衛生課長 陳情者の団体は、この相談支援体制整備事業、今3団体参加しているんですが、そのうちの1つの代表者です。
お話を伺いますと、区の相談支援、TNR活動を含め、地域猫活動については一定の評価をいただいていると私は認識しております。
ただ、シェルターの設置というのは、一部、1区なんですが、実施している区がありまして、その区のようにできないかということで提案いただいていますが、私、実はその1区を視察してまいりました。区営のシェルターの設置につきましては、運営主体とか設置場所とか、いろいろなハードルがありますので、本区においては実施は困難であると私は判断しております。
以上です。
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