豊洲千客万来の開業直前対応──感染症対策と船着場整備について
目的
2024年2月の開業を控えた豊洲千客万来について、インフルエンザ・コロナ等の感染症が拡大する年末年始の状況を踏まえた対策協議の有無を確認する。あわせて、江東区の水辺活性化・観光推進の観点から関心の高い船着場について、整備の実態と事業者の姿を確認し、検討段階からの情報共有を求める。
質問
- 感染症の流行拡大を受けて、東京都と千客万来事業者の間でリスク対応の協議が行われているのか。それとも従来どおりフルスペックでの開業に向けて進んでいるのか。
- 船着場は構造・スケジュールとも未定とのことだが、2024年2月の開業時点では供用されないという理解でよいか。
- 船着場を進めている「民間事業者」とは万葉倶楽部のことか、別の事業者か。別であれば、どのような事業を営む事業者で、船着場で何を行おうとしているのか。
答弁
感染症対策(都・開発調整担当課長)
感染症対策はこれまで定期的な検討会の中で実施し、緊急の事案についても検討してきた。昨今の感染状況を鑑み、今後必要に応じて事業者と対応を検討すると答弁した。
船着場(都・開発調整担当課長/渉外調整担当部長)
船着場は現在も実務者調整の段階であり、構造・スケジュールを示せる段階にないと答弁。事業者については万葉倶楽部とは別の、各種レジャー事業を営む事業者であり、万葉倶楽部・東京都と連携し、千客万来を使ったにぎわい策の一環として船の発着事業を計画していると答弁した。
結果
開業2か月前の時点で、船着場は構造・スケジュール・事業内容のいずれも示されておらず、2024年2月の開業時点では供用されないことを確認した。感染症対策は「必要に応じて検討」との答弁にとどまった。船着場については、江東区における水辺活性化・観光推進の観点から関心の高い分野であることを指摘し、東京都と民間事業者による検討段階からの区・区議会への報告と、江東区の考え方のプランへの反映を強く要望した。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
令和5年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 本文 : 2023-12-25
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74:
◯中島雄太郎委員 よろしくお願いします。
私から、まず、感染症対策について現在どう考えているかということなんです。御承知のように、年末年始に向けてインフルエンザ、また、新しい溶連菌感染症、そして、コロナということで、かなり感染が増加しておりまして、先週の小池都知事の会見でも「なるべく人が集まるところではマスクをしましょう」という呼びかけもございました。そういった意味ではこの「豊洲 千客万来」、特に食のコーナーのほうは、食べる、食べて懇談するということにおいては、感染症のリスクが高い施設になるということは否定しがたい事実でありますけれども、今こういう状況になりまして、感染症が非常にはやってきているという状況になりまして、そのことについて、東京都並びに千客万来のほうでそのリスクに対して何か対応しなければいけないという協議がなされているのか、それとも、そういった協議は今のところ行われておらず、いわゆるフルスペックでのオープンということで進んでいるのか、まず、その点を教えてください。
75:
◯都・開発調整担当課長 感染症対策につきましては、これまでの中で、いわゆる定期的な検討会の中で我々実施しておりまして、その中でそれぞれ実際何か対策しなきゃいけない緊急の事案についても検討してまいったところでございます。昨今の感染症の状況から鑑みまして、今後、必要に応じて事業者と検討させていただいて、その対応についても検討してまいりたいと思います。
76:
◯中島雄太郎委員 分かりました。現時点では特に緊急の対応は考えていないと、これまでどおり進めると理解いたしました。
質問はちょっと変わりますけれども、船着場についてお伺いしたいです。
資料のほうに、事業者のほうでまだ構造も決まっていないと、構造も検討中であり、スケジュールも決まっていないということでしたけれども、ちょっと当たり前の確認なんですけれども、当然構造もスケジュールも決まっていないということは、この船着場については来年2月のオープンでは供用されない、つまり、何も形になっていない、そういう理解でよろしいでしょうか、まず、その確認をさせてください。
その上で、この報告資料のほうにこの船着場については民間事業者のほうが進めていると記載がありますけれども、この民間事業者というのは、万葉倶楽部のことなのか、それとも万葉さんとは別のまた民間事業者が入ってきて、この船着場に関してはその民間事業者と東京都が進めているのか、その点について教えてください。
77:
◯都・開発調整担当課長 まず、構造、スケジュール等につきましては、すいません、資料に記載させていただきましたとおり、現在まだいわゆる実務者調整の段階でございまして、スケジュールをお示しできる段階ではないということを御了承いただければと思います。
また、事業者につきましては、万葉倶楽部とはまた別の事業者でございまして、万葉倶楽部、それから、東京都とともに船着場についていろいろと検討させていただいているところでございます。
78:
◯中島雄太郎委員 ありがとうございます。
万葉倶楽部とはまた別の事業者ということなんですけれども、具体的にはどんな事業者なんですか。つまり、事業としてふだんどのようなことをやっている事業者なのか、その点教えてください。
79:
◯都・渉外調整担当部長 各種レジャー事業を営む事業者でございます。
80:
◯委員長 よろしいですか。
81:
◯中島雄太郎委員 レジャー事業、もうちょっと踏み込んで、そのレジャー事業が、現在まだ調整中ということなんですけれども、レジャー事業の会社が一体この船着場でどういう事業を行おうとしているのか、レジャーといってもかなり幅が広いので、極端に言うと、あそこでサーフィンやろうとか、そういうことを考えているのか、それとも全然違うことなのか、少し具体的に、今、この船着場を協議している民間事業者について教えていただきたいんですけれども。
82:
◯都・渉外調整担当部長 事業者は万葉倶楽部とも連携をいたしまして、「豊洲 千客万来」を使ったにぎわい策の一環として船の発着事業を営むということで計画をしてございます。
83:
◯中島雄太郎委員 この船着場について、造るということだけが決まっていて、構造から、スケジュールから、また、その事業者が一体どういうことを考えているのかということが、来年2月オープンを控えたというこの段階でも全く明らかにされていないというのは大変不安というか、遺憾です。
先ほど各委員からお話があったように、この船着場というのは江東区における水辺の活性化やその観光推進において期待が高いところであるんです。つまり、この船着場を利用してどういうことができるかというのは、江東区においても非常に関心の高い分野なんですよ。その船着場については、この「豊洲 千客万来」の事業の中の当然一つという位置づけでありますから、そこについて全く今もって形が示されていないというのはやっぱり、繰り返しになりますけれども、ちょっと遺憾な部分であります。
これからというお話でしたけれども、これからある意味ではこの船着場をどうやっていくかということは、どういうものを造るかということを含めて、要するに決めていくということですから、そこについては、東京都とこの民間事業者、現在入っている民間事業者さんだけで進めて、後になって、こういうことになりましたといって、またこの委員会報告に来られて、「いや、それ聞いていない」という議論というのは行いたくないんです。ですから、この民間事業者と今東京都さんが進めている段階からきちっと小まめにこちら、江東区、江東区議会のほうにも報告していただいて、また、江東区としての考え方をプランの中にきちっと反映させていただいて、そういった形で進めていっていただきたいと、これは強く要望いたします。
以上です。
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