「徹底した分煙社会」方針と庁舎喫煙所の整合性——整備の検討状況を問う
目的
区は「徹底した分煙社会」を目指すたばこに関する基本方針を掲げている。方針を出している以上、行政自ら具体的なアクションを起こさなければ整合性がとれない。そのシンボルとして、分煙機能のない庁舎の喫煙所を受動喫煙予防機能を備えた喫煙所に整備すべきと前回委員会で指摘しており、その後の検討状況を確認する。
質問
- 庁舎駐輪場の喫煙所について、受動喫煙予防機能を備えた喫煙所への整備を検討したか。検討の経過を問う。
- 「引き続き検討」とは、誰が、何をどう検討しているのか。
答弁
検討状況(環境保全課長)
庁舎工事に伴い喫煙所は第2駐車場に仮設移転して運営中。苦情は出ていないと聞いているが、煙が出ないタイプの喫煙所ではなく、引き続き検討している。所管は総務部総務課であり、予算要求との関係もあるため明言は難しいが、受動喫煙を発生させないための対策として、どの方法が最も効果的かを含めて検討していると答弁した。
結果
区は、現在の仮設喫煙所が煙の漏れない構造ではないことを認め、受動喫煙を発生させない対策を所管の総務部総務課で検討中と答弁した。ただし整備の時期・方法についての明言はなく、検討段階にとどまった。基本方針との整合性の観点から、検討の進捗を引き続き確認していく。
その後の展開
この質問の後、私は同年12月12日の区民環境委員会でも検討状況を確認し、庁舎喫煙所の受動喫煙対策を継続して求めた。区の答弁は、受動喫煙を発生させない対策として、どの方法が最も効果的かを所管の総務部総務課で検討しているというものであった。
その後、令和6年2月に公表された令和6年度江東区予算(案)概要では、庁舎維持管理事業(994,962千円、うち拡充3,297千円)の拡充内容として、「トレーラー型喫煙所を新たに設置」が明記された。「徹底した分煙社会」を掲げながら具体的なアクションに乏しかった区にとって、受動喫煙防止機能を備えた喫煙所の整備予算計上は一歩前進である。設置後の運用状況についても、引き続き確認していく。
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※ 江東区議会会議録より引用。読みやすさのため改行・句読点を一部調整しています。
令和5年区民環境委員会 本文 : 2023-12-12
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60:
◯中島雄太郎委員 前回のこの委員会だったかと思うんですけれども、たばこに関する議論が結構白熱しまして、その中で、徹底した分煙社会を目指すという江東区のたばこに関する基本方針を出している以上は、やはり何かしら具体的なアクションを区のほうで、行政のほうで起こさないと、方針との整合性というのがおかしいと思うんです、行政の。
その上で、まずは、1つのシンボルとして、区役所の例の駐輪場のところの喫煙所、全く分煙になっていない喫煙所、いわゆるたばこ場、これについてまず、きちっと受動喫煙予防機能を備えた喫煙所に整備すべきじゃないかということを私、申し上げたんですけれども、それに関して何か御検討をしていただいたのか、どういう議論があったのか、御説明ください。
61:
◯環境保全課長 庁舎の喫煙所の課題ということでございますけども、今、庁舎の工事中の関係で、仮設として第2駐車場のほうに移転してございまして、そこで仮に運営しているというところでございまして、要は、今のところ、苦情は出ていないとは聞いてございますけれども、煙が出ないというタイプの喫煙所ではございませんので、こちらについては、引き続き検討しているという状況でございます。
以上でございます。
62:
◯中島雄太郎委員 引き続き検討というのは何をどう検討しているんですか、誰が。
63:
◯環境保全課長 庁舎管理というか、所管が総務部総務課になりますけれども、予算要求とかの関係もございますので、今ここで、明言はなかなか難しいところでございますけども、受動喫煙を発生させないというための対策として、どういった方法が一番効果的で、効果があるのかということも含めて、検討しているというところでございます。
以上でございます。
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